2002年09月09日 (月曜日)

官庁プロジェクト

私はかねて官主導のソフトウェア振興策として代表的なIPAのばら撒き政策を「ソフト産業の農業化を促進する」と問題提起していた。これは既にいろんなところで批判されて形態も変わったのでいまさら論じる気はないが、とにかくアイディアだけで実用性や競争力のないソフト開発だけして終わりというパターンがあまりにも多かったのはダメだった。そのようことで官批判と思われがちな私だが、電子政府関係のシステム構築関係については、実際に稼動するシステムだし、XMLをベースとして多くの人の役に立つ仕事なので、喜んで取り組ませてもらった。

最初の話は、日本のベンチャーを育てるために直接ベンチャーにプロジェクトに入ってもらうというものだった。ありがたい話だ。私たちが提出した、人海戦術の部分をツール化しパッケージ的に展開していくという提案を受け入れてもらい、開発を進め完了した。

しかし!である。未だに問題山積のままだ。

例えば、

(1) 納品が終わった現時点でも契約が完了できていない。

契約母体が外郭団体だったはずが、プロジェクトマネージャの会社ということになり、コンとはその子会社ということになり。。。小企業の資金繰りを全く無視したのらりくらりぶりだ。うちの場合は有難いことに多くの投資家の方から投資をしていただいているからいいが、そうでないところは、こんなプロジェクト受けられるわけがない。これで、ベンチャー支援なのか?

(2) 著作権の取り扱いがあいまいのまま。

とにかく、「パッケージとしてライセンスする」(=その分実際の開発コストよりかなり安く済む)という話で進めたものが、結局は「口頭ではOKだが契約書としてはNO」だという。とんでもない。こんなことじゃ、この国のパッケージソフトは育たない。やはりお国のお仕事は土木型しかないのか?

そのほかにもいくつかあるが、感情もはいるのでこの程度に抑えておこう。興味のある人はオフラインで。。。

そういえば、自民党の逢沢一郎議員との朝食会でCTCの後藤さん曰く「うちは電子政府系の仕事結構やってるけど儲かりません。もうやめようかとさえ考えています。」 電子政府でシステムプロバイダはそれなりに潤っているのかと思ったが、実はそうではないらしい。どこが儲かっている?

Posted by Pina Hirano at 2002年09月09日 14:00 | トラックバック
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