2003年01月12日 (日曜日)

中国が日本を抜く日

上海の各企業とのミーティングで一貫して感じたことがある。それは、話が「主観的」であるということ。例えば、製品の説明をすると、身を乗り出してきて「こういう問題を抱えているが使えるか?」とか「こういう機能は無いのか?無ければ入れられるのか?」といった、自分の仕事や自分の会社の問題に関連した質問が次々と出て、熱いディスカッションとなった。一方で、日本でのミーティングを振り返ってみると、お客様との話でも、SIの方々との話でも「客観的」な話になりがちだ。例えば典型的なパターンは、一通り説明が終わると腕組みをして「他社での導入はどうなのか?」とか「競合製品と比べてどうなのか?」など。もちろん、これらは重要なポイントではあるのだが、その企業特有ではない客観的な話のため、どうしても話が深まらず、結果として話のテンポが遅くなってしまう。

「経営スピードに負けないシステム」といったことが最近は話題になっているけれども、一方でシステム検討や選定にやたら時間がかかっている。主観的な目的達成や問題解決より客観的な評価評論や根回しに時間が割かれているために、システムでスピードアップを狙っているものの人間系が大きなブレーキになっているケースが多いのではないか。

へたすると「XMLにしてもWebサービスにしても採用は中国の方が進んでいる」といった状況になっても不思議ではないとさえ感じた。「日本人は客観的な視点ではなくもっと主観的な視点でどんどん物事を判断していかないと、このスピードについていくことができないのではないか?」と、一日本人として不安を感じた訪中だった。

Posted by Pina Hirano at 2003年01月12日 23:14 | トラックバック はてなブックマーク - 中国が日本を抜く日 このエントリーを含むはてなブックマーク
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