2003年11月09日 (日曜日)

熊本で夢を語る

世界陸上で銅メダルを獲得した末續慎吾選手、A/Tブランドで有名なデザイナーの田山淳朗氏と熊本の鶴屋というデパートで「夢を語る」というパネルディスカッションをした。

末續選手は、もはや地元ではスターで、当のパネルディスカッションは、TV取材まで入る盛り上がりよう。とはいえ、会場は一地方の百貨店のホールで、300人入れば良いほう。私自身は、この程度の人数の前で話をするのは慣れているし、内容も「その場の雰囲気で」と言われていたので、特に緊張したり、とりたてて準備をすることもなかった。本番前、「こういうのはあまり慣れとらんとですよね~」という末續選手に「大丈夫たいっ!平常心、平常心!」と私。同じ中学校の大先輩でもある私は、先輩づらしてこう応えた。

さて、本番スタート。司会の冗談まじりの好テンポで進んでいく中で、私にも質問が振られるのだけれども、いくつも想定していなかった質問が・・・もちろん表面上は平然と答えるけれども、いつものITの話ではないし、頭の中では必死で昔を思い出したり、話を組み立てたり。結果として、話がくどくなったり、後から「こう言えばよかった」と思ったり、自分自身としては反省点の多いステージとなってしまった。

一方、末續選手は、若いながらもその受け答えたるや堂々としており、本番前の不安げな言葉を全く感じさせない。ステージが終わって、控え室で末續選手に、「緊張せんだったね?」と聞いたら、「トラックの方がもっと緊張します。」と一言。確かに。。私が、この程度の規模で「慣れてる」と豪語してみても、考えてみれば末續選手は何千人、何万人の前で衆目を集めながら、凄まじいプレッシャーの中で世界記録に挑戦しているのだった。

私は「本番が好きだ」とよく言っている。それは、その瞬間、一度だけ、やり直せない時間への覚悟と、その緊張感が好きだから。しかし、今回は、そう言っている自分から慣れによる慢心が出た反省すべき本番だった。

Posted by Pina Hirano at 2003年11月09日 22:45 | トラックバック はてなブックマーク - 熊本で夢を語る このエントリーを含むはてなブックマーク
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