2004年04月28日 (水曜日)

社長いる? (サラリマーン川柳)

第一生命が毎年恒例でやっているサラリマーン川柳の第1位。

「課長いる?」返った答えは「いりません!」
おもわず、「社長いる?」とやりたくなったが、「社長いる?」は、別の切り口で以前から実際に思っていたことでもある。

1999年6月にソニーが採用してから、「会長兼CEO」と「社長兼COO」という体制をとる日本企業が増えている。確かに米国でも多くの企業でChairman & CEO, Presidet & COOとやっているのでこれに準拠ということなのだろう。しかし、実際の意味を考えたときに、「会長」とか「社長」の肩書きがいるのかどうか?「会長兼CEO」と「社長兼COO」とすることで余計に位置づけがあいまいになっていないか?

多くの会社では、「会長兼CEO」は戦略・意思決定責任者、「社長兼COO」は執行責任者と説明されている。しかしこの説明は、CEO、COOの説明であって、会長、社長の説明になっていない。また、「会長兼CEO」のいる会社をみると、多くのケースで「会長兼CEO」という人の立場は従来からの日本的なポジションにおける社長そのものだ。日本的にはその人を「社長兼CEO」と呼んだほうがしっくりくるしはっきりしている。

日本語で社長といえば社の長であり会社の最終責任者である。一方でCEOはその社の最高責任者である。二つのほぼ同意の役を別の人に割り当てていることから、「会長兼CEO」と「社長兼COO」というのはいったいどちらが最終的な責任を取るのかあいまいだと感じる。実際には、「会長兼CEO」が実権を握っていて、「社長兼COO」はCOOに徹しているところが多いように思う。そうであれば、素直に「社長兼CEO」と「COO」とした方がコーポレートガバナンス的にもミッションがクリアになって良いと考えるのだが。つまり、冒頭の疑問、「社長いる?」になるのである。

おまけ:意外と少ない「課長いる?」へのコメント集(Blogのみ)
<サラリーマン川柳>ベスト10発表 【juso:::blog】
課長という川柳のキ語 【なころぐ】
「課長いる?」が1位 第一生命サラリーマン川柳10選 【なんかいいことないかな】
サラリーマン川柳 【こすもす/Cosmath・・・Cosの数学】
サラ川 【tsumo_spと愉快な仲間】
課長は?「いりません!」 【*+ Cloud Nine +*】
この川柳を紹介しているサイトは多いけど、ちゃんとコメントしているサイトは少ない。以上は、3行以上コメントしているBlog。

Posted by Pina Hirano at 2004年04月28日 04:35 | トラックバック
Comments

昨晩は、楽しく過ごさせて頂きました。今後ともよろしくお願いします。

blog書き続けるのは大変だと思いますが、こちらも頑張ってください。

Posted by: Nakamura at 2004年04月28日 13:07

いつも楽しく読ませていただいております。ありがとうございます。

取引先が執行役員制を取り入れた時に聞いたのですが、少なくともその企業においては執行役員は雇用制度上は1年契約の嘱託なのだそうです。だから、契約更新時あるいは随時に取締役会で解雇できるということでした。

CEOもあくまで執行役員の中で経営に対して責任を持つ人だと理解しております。だからこそ、罷免権をほぼ掌中にしているboardとそのchairmanがものすごく権力を握っているのが、米国流の企業のガバナンスなのではないでしょうか?

やはり、罷免権を持つ人が強いということでしょうか...

Posted by: ひでき at 2004年04月28日 16:46

TBを頂いていたので記事を読みに来たのですが、
川柳の話題からCEOの話題に展開してて面白く感じました。

最近では、確かにCEOという肩書きを作る企業が国内でも増えてきていますね。
しかし、個人的は「兼任」までしてCEOやらCOOやらの肩書きを作る必要あるんだろうか?という疑問を感じました。
同一人物が兼任するなら、その肩書きに両方の権限を持たせれば良いわけで、なにやら米国風のCEOという肩書きを付けたいだけのように感じています。
もちろん、本来の意味を十分理解したうえでCEOを置いている企業もあるのでしょうが。

Posted by: akihisa_67 at 2004年04月29日 11:50
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