2004年05月26日 (水曜日)

XBRL国際大会@New Zealand

XBRL (eXtensible Business Reporting Language) の適用が国際的に進んでいる。XBRLとは、XMLベースのビジネスレポート、つまり損益計算書、貸借対照表などをXMLで記述したものだ。今日のXBRL Japanの会合で、今月上旬にニュージーランドで開催された第9回XBRL国際大会の報告があり、各国での進展の様子を聞いた。以下はそのうち2例をメモ代わりに。

■米国FDICの報告

FDICでは今年の第4四半期からコールレポート※をXBRLにしていく。但し、各金融機関毎にXBRLを生成させるのは困難なので、多くの金融機関は、「コールレポートベンダー」に委託してXBRLデータを生成することになる。コールレポートベンダーが10社程度存在する。そのベンダーを使うとツールで簡単にXBRLの形式でデータが作成できる。昨年からパイロットプロジェクトを実施しているおり、準備は着々と進んでいる。

(補足)FDICとは、Federal Deposit Insurance Corporationの略で、連邦保険預金公社と訳される米国政府系の機関。FDICでの採用は、米国でのXBRLの普及の例として大きく取り上げられている。また、昨年Unisys社が$39M(約40億円)でXBRLシステムを受注したことでも話題を呼んだ。

※コールレポート(Call Report):約10,000ある保険対象金融機関の四半期財務諸表のこと。(⇒実例 (PDF) by IDBBANK)

■英国FSAの報告

英国の金融監督機関のFSAは、XBRLの導入を決定し着々と準備している。昨年秋にパイロットプロジェクトを実施してXBRL可否の検討が始まった。実システムを2005年から順次導入する。当初は住宅金融分野から開始して徐々に広げていく予定である。

(補足)FSAとは、Finalcial Service Authorityの略で、「金融サービス機構」と訳される英国政府機関。2004年2月12日にXBRLへの参加を発表した。(発表文⇒FSA joins XBRL UK for electronic reporting

Posted by Pina Hirano at 2004年05月26日 21:20 | トラックバック はてなブックマーク - XBRL国際大会@New Zealand このエントリーを含むはてなブックマーク
Comments
Post a comment









Remember personal info?