2004年09月15日 (水曜日)

再び・JIS規格をインターネットで公開せよ!

XBRL (eXtensible Business Reporting Language) のJIS化が進んでいる。しかし、ここでまた理解に苦しむことが起きている。日本規格協会側からXBRL JapanにJIS化する条件として「JIS化した規格を一般に無償公開しないこと」という注文がついているのだ。以前にも論じたとおり、現在JIS規格は一般に公開されておらず有償でなければ手に入らない。

一方でXBRLのポリシーは「仕様は全て無償公開すること」である。JIS化することで無償公開できなくなるのであれば、ポリシーに反することになり、これでは普及が阻害されてしまう。結果的に落としどころは、XBRL JapanのWebサイトにJIS原案となるXBRLの仕様を無償公開し、JIS化された(JISの番号がついて、用語などがJISに統一された)XBRLはJISの通例どおり無償公開されないということである。

XBRLの原仕様は、英語で書かれXBRL Internationalから無償公開されている。現在JIS化しようとしているXBRL仕様の翻訳版は、XBRL Japanの有志がボランティアで翻訳し、提出しているものだ。これをJIS化のお墨付きを与えただけで、他のJIS規格と同じように有償販売、インターネットでの公開はできないということなのだ。誰でも何かおかしいと感じるだろう。幸い、XBRLに関してはXBRL Japanという組織が先行してあり、同じ仕様(但しJISとは言えない)を公開できるから良いが、このようなことができない場合、規格の普及を阻害するに違いない。

XBRLのJIS化の歪んだ状況を見るに付け、改めて提言する。

JIS規格をインターネットで公開せよ。

公開することで、デファクトスタンダードの台頭により地盤沈下したJISの意義を再度向上させることもできるだろう。しかも、JIS規格は英語版も用意されている。英語版もインターネットで公開することにより、アジアを中心とした世界でのJISの利用率、参照率をあげることができ、ひいては日本の技術立国に貢献できるのではないかと真剣に考えるのである。

Posted by Pina Hirano at 2004年09月15日 18:56 | トラックバック
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次のURLの「データベース検索」を見よ

日本工業標準調査会
http://www.jisc.go.jp/

Posted by: メカニ力 at 2005年07月23日 06:54
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