2005年03月13日 (日曜日)

パッチギ!

映画「パッチギ!」を観た。面白かった。

舞台は1968年の京都。日本、南北朝鮮の問題とその影響を受けながら生きる高校生の物語。鑑賞したあとに買ったパンフレットで知ったのだが、「パッチギ」とは韓国語で「突き破る」という意味と「頭突き」という2つの意味があるそうだ。

映画ではこの2つの意味をうまく重ねている。頭突きの得意な喧嘩っぱやい奴がガンガン喧嘩を繰り広げる。一方で、当時の日本人と在日朝鮮人の間に横たわる大きな溝を突き破っていく高校生達。差別問題や朝鮮半島統一という重い社会テーマを扱いながらも、個人にフォーカスを当てることでストーリーとしても面白くなっている。

とはいえ、友人の葬式で主役の松山が追い出されるシーンは、私も辛くなった。というのも、私自身も日本が過去にしたことを詰め寄られた経験が何回もあるからだ。韓国の人と親しくなると、「日帝が昔こんなことをしたのを知っているか」と問い詰められることが少なくない。その時のなんとも言いようのない感覚がこのシーンで蘇った。

しかし、実はテーマは差別問題や朝鮮半島統一ではないのかもしれない。単なる背景設定かもしれない。テーマ曲「イムジン河」にこめられたメッセージは明らかに朝鮮半島統一なのだが、それを訴える映画だと重く構えて見るより、監督は純粋にストーリーとしての鑑賞を期待しているのかもしれない。

時代設定から言って、ちょうど団塊の世代の人たちにはもっとも受けるのだと思うが、若い世代でも楽しめると思う。オススメだ。私ももう一度見たい。

Posted by Pina Hirano at 2005年03月13日 19:20 | トラックバック
Comments

パッチギの映画に感動して6回見ました。
映画の中の脇役であるが、笹野高史さんのセリフの中の日本人の対する感情の表現が実にうまく表現され、この映画のテーマ的表現であり日本と朝鮮、中国の現在におけるわだかまりの
表現が実に良かったと思います。
この映画のテーマが世界の平和であり日本、中国、台湾、朝鮮、の戦前から現在に於ける今後のお互いの平和にたいするわだかまりの解消こそがアジアの平和に繫がる事であると思います。
最近の映画では、一番印象に残っています。
笹野さんの演技に感動しました。

Posted by: 辻岡 正信 at 2006年04月10日 00:32
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