2005年08月04日 (木曜日)

高専は地方技術ベンチャー創生のきっかけとなるか?

福野さん(左)、岸さん(右)今日、jig.jp社長の福野さん、取締役の岸さんと話をしていて、「高専」が地方の技術ベンチャー創生のきっかけになるのではないかと考えた。jig.jpの考え、体制を聞いて産学連携のベンチャー創生というと「大学発ベンチャー」という言葉にもあるとおり「大学」がターゲットとされるケースがほとんどだが、各都道府県にある高専に可能性を感じたわけだ。

jig.jpは、携帯用フルブラウザの開発で最近注目を集めている会社。その開発拠点は、福井にある。営業・マーケティングは東京だ。そして「開発を東京に移すつもりはない」という。その理由は「福井では優秀な人材が確保できるから。」

実は福野さんは、福井高専出身で、福井の開発陣も福井高専出身がほとんど。現在も福井高専とのコネクションが強固で今後とも採用を見込んでいるという。

福井には、国立の福井大学があり工学部もある。「大学はだめなのか?」と聞いたら、「大学に行く人で優秀で野心のある人は都市部に向かう」とのこと。なるほど。正直に言って私ももっと成績が良かったら東京に出たいと思っていたなぁと振り返る(笑)。しかも高校進学のときに熊本高校にいくか熊本電波高専に行くかを迷っていたことも事実だ。

一方で高専は、社会との接点も深まり、ビジネスにも興味の出てくる18~20歳を地元で過ごすことになる。実際、福野さんが起業したきっかけは、この間に地元でのアルバイトで「自分の腕をお金に変える」経験をしたからだという。

高専は、北海道5校、東北7校、北陸6校、関東8校、中部・東海4校、近畿9校、中国9校、四国5校、九州10校と全国に54校も点在している。jig.jpのモデルのように高専を核に全国的な製品を開発しベンチャーを立ち上げることができるとしたら興味深い。

[2005/08/27 公開]

Posted by Pina Hirano at 2005年08月04日 15:00 | トラックバック
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