2005年10月15日 (土曜日)

社長の口

「あの人の言っていることは立派なんだけど商品はイマイチなんだよね。」
「あの人の会社の商品だから素晴らしいに違いないと思って入れたら大変でしたよ。」

似たような話を今週別々の人から聞いた。ちなみに「あの人」は、同一人物である。本人にしてみれば、「私は商品のことを話しているわけではないので一緒にされても困る」と思われるかもしれない。しかし、会社の社長であれば会社の顔としてその口から発することが立派で世の中でも受け入れられていれば、会社のアウトプットも立派だろうと想像するのも無理はない。

「社長の言っていることが立派でも商品が立派だとは限らない」と言ってしまえば、それまでだ。誰も否定はできない。しかし、なぜ冒頭のような発言がでてくるのかというと、社長のメディアを通じたメッセージへの尊敬や信頼が、会社への信頼や期待に変わり、結果的に商品の販売に結びついているからだ。そして、その信頼や期待と実態のギャップが大きかった場合には「裏切られた」と感じてしまうわけだ。

社長という仕事では、単に自社の商品やビジネスの説明だけでなく、世の中のさまざまなことに対する見解を求められることが多い。そのようなときに発するメッセージが、会社の実態とのギャップが大きすぎると逆に冒頭の意見のようなマイナスイメージを持たれるわけだ。他山の石としよう。

Posted by Pina Hirano at 2005年10月15日 02:39 | トラックバック はてなブックマーク - 社長の口 このエントリーを含むはてなブックマーク
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