2007年05月01日 (火曜日)

PASMOに感じる価値の激変

 3月18日に首都圏で「PASMO」が始まってから1ヶ月半ほど経った。

 「Suica」と同じようにケースから出すことなく使えて、しかも「Suica」と共用できる「PASMO」は大変便利だ。「PASMO」以前は、地下鉄に乗るときにいちいち名刺入れや財布から「パスネット」を取り出して改札に通してと大変不便だった。

 しかし、考えてみると、私が今「大変不便」と言った「パスネット」も、つい7年足らず前の2000年10月に始まったときには切符をいちいち買わなくて良くなったことで、「とても便利」と感じたことを思い出す。そう「便利」だと感じていたものが「不便」と逆の価値に変わっているのだ。この事実からあらためて気付かされるのは、そのモノは全く変わらないにもかかわらず環境の変化によってそのモノの価値は大きく変わってしまうということ。

 このことは「パスネット」に限らず、あらゆる商品やサービスに言えることだろう。

 例えば、ソフトウェアのダウンロード。いちいちFDやCDを買って来なくても、インターネットからソフトウェアをダウンロードして直ぐにインストールすることができるようになって便利になった。しかし、いまやダウンロードそのものが「面倒だ」とか「不便だ」と言われる。SaaSの台頭は、ネット時代のソフトウェアのあり方に大きな課題を投げかけている。

 移り変わりの速い世の中で、常に新しい価値を提供していかなければ、すぐに陳腐化して同じ価値を提供できなくなるのだと、まだ残額のある「パスネット」を眺めながら考えた。

Posted by Pina Hirano at 2007年05月01日 15:00 | トラックバック はてなブックマーク - PASMOに感じる価値の激変 このエントリーを含むはてなブックマーク
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