2005年01月01日 (土曜日)

鶏口となるも牛後となるなかれ

今年最初の書籍紹介は「手を動かしながら考える『ビジネスプラン』」(翔泳社)である。これから新たに事業を始めるにあたってビジネスプランを立てる人、ビジネスプランを立てたことのない人にお勧めだ。11月18日に発売されたこの本は、12月12日の週には三省堂神田本店のビジネス書コーナーで堂々ベスト1位のセールスを記録し、またドリームゲートでは「12月の起業本」に推薦されるほど人気を博している。

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2004年11月13日 (土曜日)

GOOD LUCK

白状しよう。装丁だけで衝動買いした(笑)。

装丁からして、癒し系の本だと思ったが、全然違っていた。大人の童話(=教訓を含んだ短い物語)といったところだろうか?ページ数も少ないので、ちょっと時間のあるときに簡単に読める。私としては、装丁を割り引いても(笑)大いにお勧めなのだが、Amazonでの書評を見ると賛否両論。評価は極端に分かれている。

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2004年11月08日 (月曜日)

「生き方」

久しぶりにBookshelfネタを。京セラ創業者、稲盛和夫氏の「生き方」。2ヶ月ほど前に読んだが、共感するところが多かった。同時期に発売されたベストセラー経営書としては、「稼ぐが勝ち」の対極にある本だろう。

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2004年08月25日 (水曜日)

MOTIVATION COMPANY

昨日(正確には零時を越えているので一昨日だが)、「モチベーションカンパニー」という本をいただいた。副題は「組織と個人の再生をめざすモチベーションエンジニアリングのすべて」ということで、社内のモチベーションをどう上げるかということを、著者の経験と分析を通じて体系的にまとめた本である。

特に私が共感を覚えたのは、《問題は「人」ではなく「間」に存在する》というテーゼ。それは欧米型の行き過ぎた個人主義、成果主義へのアンチテーゼでもある。

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2004年06月29日 (火曜日)

ベストセラーは「Webでウハウハ系」

翔泳社の中尾さんと会った。
中尾さんによると翔泳社で最近のベストセラーは「Webでウハウハ系」なんだそうな。「Webでウハウハ」とは、「Webでお金儲け」とか「Webで有名になる」とかいう類の本らしい。SEShopでの売上では上位には入らないが店頭ではかなりヒットしているとのこと。Webではあまり売れなくて転倒では売れているということは、これまでにあまりWebに慣れ親しんでいない人が、一攫千金を夢見て買っているということか? まあ、Webに慣れ親しんでいる人は、わざわざ本で買わなくてもそういう情報は入手できるということかもしれない。

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2004年06月07日 (月曜日)

click

オクイ・アンド・アソシエーツ

4月までベリングポイントの社長だった奥井さんが独立したので、お祝いがてら事務所を訪ねた。地下鉄芝公園駅からすぐの事務所は、マンションの一室で100平米近くの部屋に奥井さんとスタッフ2人という贅沢な空間だ。奥井さんは開口一番、「いや~ほんとに自由になりました。こんなに楽になるんなら、もっと早くに辞めとけばよかった。」と大笑い。

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2004年03月31日 (水曜日)

戦略経営の発想法

ゴーログ」で話題のゴーちゃんこと木村剛の最新刊である。

今日の「オフサイド取引」までになんとか読了しておきたかったが、年度末でなかなか時間がとれず、残念ながら現時点で2/3程度の読了だ。本で知ったのだが、ゴーちゃん(親しみをこめてこう呼ばせてもらおう:-)は、1962年生まれ(≒)、1998年に起業し(=)、年商10億足らずの規模会社(=)の創業社長(=)ということで、私とほとんど同じ立場ではないか。違いと言えば、ゴーちゃんは超有名人、私はそうではないということくらい(笑)。

一経営者として「うんうん!」とうなずきながら読む部分も多かった。特に「ビジネスモデルは後知恵」については、私がよく言っている「ビジネスモデルは後付けの結果論」とほぼ同義であって、力強いバックアップを得た気がした。私は、ビジネスモデルは、あるビジネスを抽象化・モデル化することによって、説明したり、評論したり、研究するために有用なツールだと考えている。つまり、私は「ビジネスがビジネスモデルを産む」のであって、「ビジネスモデルがビジネスを産む」のではないと考えている。投資家と話すときに、すぐ「ビジネスモデル」の話になるのだが、どうしても「絵に描いたもの(モデル)が綺麗か」といった方向にいくことが多い。綺麗なビジネスモデルより、ウィル(志)とインプリ(実装)が重要だというのが私の持論だ。

評論家的な観点で80点のものと50点のビジネスモデルがあったとする。80点の方が成功する確率が高いだろうか? 私の答えはNOだ。30点の差よりもそれを熱意をもって実行できるかどうかのほうが、多分に結果を左右する。なぜならば、ビジネスは、まずシナリオどおりに行かないからだ。あらかじめ書いたビジネスモデルは、いわゆるシナリオだが、その通りに行かないときにどうやってそれを乗り切っていくかということが重要だ。新しいビジネスモデルを描けばいい?違う、違う。状況は時々刻々変化する。新しいモデルを悠長に考えている時間はない。私もゴーちゃんと同じく「洟垂れ小僧の経営者」ではあるが、経営とはそういう変化に対しての舵取りをどうするのかということだと考えている。それから、実装という点では、ビジネスモデルという抽象的なもの(ビジネスモデルは「モデル」という定義により抽象的である)に表現されない細部が極めて重要だ。かつて、ディズニーが「神は細部に宿る」と言ったらしいが、同じシナリオを書いても演者が演じる細部によって結果は千差万別に違いない。実際に、最近話題のorkutをはじめ、モデルそのものよりもインプリが重要な例は数多い。

そして、私は経済の専門家ではないのだが、第1章の「マクロ経済とマクロ経済の関係」という視点にも、この考えと通じるものを感じた。つまり、ゴーちゃんが言うところの、評論家エコノミストの「ミクロを軽視したマクロ経済主義」は、私には「インプリを軽視したビジネスモデル主義」にダブって見えるのである。

2004年03月14日 (日曜日)

伝わる・揺さぶる!文章を書く

ありがちな煽り系タイトルに、「山田ズーニー」というふざけたような著者名。書店で見かけたのであれば、絶対に買わなかった一冊だ(笑)。

しかし、Amazonで他の本を物色していたときに偶然見かけて、その書評の点数の高さ(17人の書評の総合点が★★★★★)に驚き、思わず買ってしまった。確かに書評どおりの本だ。私としても「お勧め」の一冊である。この本は、文章を書くテクニックではなく、文章を書く時の考え方を示している。

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2003年12月08日 (月曜日)

なぜ、賢い人が集まると愚かな組織ができるのか

キャッチーなタイトルに興味を引かれ週末で一気に読了。OI (Organizational Intelligence) という概念を提起し、そのポイントを解説する。論点は割と当たり前のことが多いが、当たり前のことも改めて言われると気づきになることもあるもんだ。エジケンの推薦。

2002年09月21日 (土曜日)

Capital Dance


「キャピタルダンス」
(井上尚登)を読了した。私が読むのは、技術系、ビジネス系の本が多くて、小説などはあまり読まないのだけれども、ひょんなことから著者本人と食事をする機会が合って読み始めた。内容は、ベンチャーバブルの中で戦う女性経営者「青」の話。実のところ、ありきたりの話かななどと思って読み始めたが、結構凝ったストーリー展開で楽しく読了することができた。
書中に出てくる自転車で通う女性経営者やガラス張りの会議室そしてベンチャーコミュニティーのリーダー格の経営者などが出てくるが、明らかに南場さん、松本さん、小池さんがモデルだということがわかる。ただ、人物とかオフィスがモデルになったいるだけでストーリー展開は全然違う。そして最後の・・・うーん、さすがに想像しない展開でGood。たまにはこんな本もいいね。